年齢制限はありません。20代30代から始める早すぎない終活。

「終活」って何歳から始めるのが良いのでしょうか?
終活は「人生の最後を自分の望むように自分で準備すること」です。
終活は人生を長く生きてきた高齢者がするものと思っていませんか?

20代30代から終活を始めるのは早すぎることはありません。

寿命が尽きる年齢って人それぞれです。
病気に罹る、事故に遭う、災害の被害者になってしまう、事件に巻き込まれるなど若いうちにお亡くなりになることもあります。
親御さんより先にお子さんが亡くなる逆縁もあります。年齢順にお亡くなりになることはありません。

終活始めるには年齢制限などはありません。高齢者になってから始めるものではありません。

20代30代だからこそ始められる終活について説明します。

20代30代からの早すぎない終活

今すぐできる終活・部屋の片づけ(生前整理)

生きている間のお片付け(生前整理)です。
部屋を散らかさない、物を増やさない、お掃除をしましょう。
実は終活って簡単に始めることができるんです。

生前整理する理由は物が部屋の中に散乱していると
探し物が見つからない。踏んで転倒してしまう。ことは想像つきますよね。
特に一人暮らしをしている場合、
会社や出先で急病や事故に遭ってそのまま病院に行って自宅に戻れないことが考えられます。
そんな時会社の人や友人・知人が自宅に行って荷物を持ってきてくれることになったのに部屋の中が散乱していると大変恥ずかしくなりませんか?
もし部屋の中でお亡くなりになり、警察や大家さんが入ってきたときに散乱していると・・・

 

スマホを遺して逝けますか(スマホ・PCなどの生前整理)

スマートフォンやパソコン内に残っているデジタルデータはもしもの時に家族に見られても大丈夫ですか?

今やスマホ利用率は85%を超えてガラケーの7倍以上になりました。
20代94.5%、30代91.7%、60代でも44.6%、70代18.8%、80代以上6.1%となっています。(2018年総務省調べ)

電話やメールで連絡だけでは無く、
お金の支払いやネット銀行、ネット証券、仮想通貨などの財産(相続)に関する情報もスマートフォン・パソコン内で保存されているはずです。

もしも急にお亡くなりになった家族が情報を求めてスマートフォン・パソコン内を探そうとしてもロックが掛かって開けない場合も考えられます。

他にも月額利用料金が掛かるサービス(サブスクリプション)の請求が届いた場合、家族は何のサービスなのかID、パスワードがわからなく解約手続きができないなどの困ります。

次のエンディングノートに残しておくと家族も困りません。

20代30代からのエンディングノート

エンディングノートは本屋さんに売っています。


実際に手に取って見たこと無くても言葉は聞いたことあると思います。
なぜエンディングノート書いたほうが良いのでしょうか?
理由は生きている間からお亡くなりになった後の希望が書けることです。
病気になった時にどうしたい?
介護が必要になった場合は?
治癒の見込みが無い場合は?
ペットがいる場合はペットの獣医情報
銀行口座・財産について
デジタル遺品(スマホ・パソコン)の処分?
希望する葬儀やお墓について
連絡してほしい人?
遺したい想い
旅行で行きたい場所、これからやりたいこと

など自分を振り返り、人生を見直す・修正することができます。

一度書けば終わりではありません。

家族の変化、生活の変化により何度でも書き直す・人生設計の修正をすることができます。

若いうちだからできるお金の計画

2019年老後に必要な金額2000万円と報道がありました。

生命保険、医療保険って入っていますか?
年齢が若いうちに入ると月々の支払金額が安いのはご存知でしょうか?
医療保険は病気・ケガなどに治療費が掛かった場合補填してくれます。
生命保険は亡くなった後に支払われますが、もう一つの使い方ご存知ですか?
生命保険金は相続財産に含まれない遺産分割対象外です。
相続財産(現金・預金・不動産・株券・動産・住宅ローン・借金)に生命保険金は含まれない。
受取人固有の財産です。
家族の変化によって受取人の変更ができますので若いうちからはじめておきましょう。
年金もしっかり払っておきましょう。
年金制度崩壊か?とニュースが出ますが、今後どうなるかはわかりませんがやれることはやっておきましょう。

負の財産(住宅ローンや借金)はなるべく作らない。
借金はしない。借金しても早めに返済することが大事になります。

遺族年金

遺言できる年齢は15歳から認められてます

「遺言」は民法で定められた法律行為でお亡くなりになった人の最終意思を尊重しようとする制度です。
遺言を残せる年齢は15歳から認められています。15歳以上で意思能力があれば誰でも作成できます。

遺言
遺言できる事項は自由ですが法的な効力を持つものは民法で決められてます。
ご自分の最終意思を尊重するのは遺族の判断に任されます。
「遺言残すほどの財産は無い」とか言わずに
20代30代は遺言できますので自分の意思をしっかり残しましょう。

 

 

親世代の終活不安を解消する

親御さんの終活について終活準備をしておくと良いです。

急に入院が必要になった、介護が必要になった、認知症の疑いが出てきた・・・
一緒に住んでいるなら対応できますが、
一人で暮らしてる、
結婚して実家を出た、
単身赴任中など親と離れて暮らしている場合はどうしますか?

親元離れる子

家族である以上避けては通れません。
親御さんであっても聞きにくい場合は一緒に終活すると良いですよ。
エンディングノートを一緒に書き上げる、もし入院・介護必要になった時の希望あるか、お葬式はどんな規模で呼びたい人がいるか、お墓どうする、戒名どうする、など
一緒に話し合っても良いんです。
兄弟がいない場合はご葬儀や相続関係、手続きなどの負担が掛かります。

新しいお葬式・お墓について知る。

ご自分が入る予定のお墓ありますか?
菩提寺がある・無いって知っていますか?

「お通夜・告別式、葬儀をやってお墓に埋葬される」のが今までの流れです。
最近はご葬儀をしない・お墓に入らないという選択肢をする方も増えてきました。
また無宗教葬、お別れ会、生前葬、樹木葬、海洋散骨など選択肢が増えています。

一人暮らしに備える

一人暮らししている場合は「孤独死」について備えましょう。

孤独死とは誰にも看取られずにお亡くなりになることです。
お亡くなりになっても早めに見つけてもらえれば良いのですが1か月以上経つと大変です。

芸能人や有名人も孤独死でお亡くなりになる方がいます。
孤独死は高齢者だけの問題ではありません。
心疾患や脳疾患でお亡くなりになる場合が多く若い世代でもいます。
一人暮らしを余儀なくされている方もいれば、一人暮らしが楽だという方もいます。
そこで20代30代からの対策としては
しばらく姿が見えない場合心配してくれる・気にかけてくれる方を作りましょう。
家族・友人・会社の人・趣味の合う人・ご近所の人などどこかで誰かと繋がるようにしておきましょう。
社会的・精神的な孤立はしないでください。
周りにいる人と気が合わない場合は無理して付き合わないで違う人探しましょう。
まだまだ時間はありますし、世の中は広いです。失敗しても気にせず次行きましょう。

コミュニティ

 

より良く生きるために

スティーブン・R・コビィーの「7つの習慣」という書籍を読んだことありますか?
7つの習慣の中に出てくる「第2の習慣:終わりを思い描くことから始める」があります。

それは人生の最後の姿を思い描きながら、自分が自分自身をどう創り上げたいか決めることです。
「ミッションステートメント」と呼ばれ個人的な憲法、または信条を書き上げるように勧めています。

自分の葬儀の場面を思い描き
その時周りからどのような人物だったと見てほしいのか
どんな貢献や功績を覚えておいてほしいのか
その場にいる人たちの人生にどんな影響を及ぼしたかったのかについて
真剣に考えてみましょう。
そこから目的をもって生活をしていくと人生設計ができてくると思います。

人生イベント

20代30代から終活始めておくともしもの時に迅速な対応ができます。
仕事や結婚、離婚、家族などいろいろ変化がありますが終活をすることで自分を見つめ直し
人生設計の軌道修正が可能な世代です。

人生プラン
終わりを考えながら、どう生きていくのかを考えるのが終活です。
難しく考えずに簡単なことから初めてください。

もちろん40代50代からでも。

 

 

 

 

 

 

終活に関するご相談承ります

『終活水先人 ココロノテ』では、終活に関する相談を承っています。

手続き関係や準備の事等、ご不安な事やご不明点がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

あなたと大切なご家族に寄り添います。
人生の最後を立派で良しとする為に終活のお手伝いをさせて頂きます。

おすすめの記事