簡易なご葬儀をする方もおりますが、一般的なお通夜・葬儀をされる方もいらっしゃいます。
1日目はお通夜、2日目は葬儀・告別式と分かれています。
1日目のお通夜は、本来、家族や親族、友人といった身近な方たちが、線香やろうそくの火を絶やすことなく、故人とともに夜通し過ごすことで故人をしのぶ儀式であり、一般の弔問客は翌日の昼間に行われる葬儀・告別式に参加します。
今回はお通夜・ご葬儀を行う一般葬(家族葬)について終活水先人ココロノテ 遠藤がご説明いたします。
お通夜・ご葬儀の参加人数によって家族葬(50名以下)一般葬(50名以上)と分けられるみたいです。
家族葬も最近人気があるようですが、
メリット:家族・親族・親しい方だけなのでゆっくりお別れができる。接客が必要ない。
デメリット:香典を断るので葬儀費用がかかる。親族からはもっと盛大な式を求められたりする
また家族葬と直葬を誤解される方もいますが、家族葬は身内だけでお別れする方法ですが、宗教的な儀式を省くとは限りませんし、
自宅葬では安置する場所が自宅と言うだけで祭壇等は設置し、会葬者を迎えるいわば葬儀の種類になりますから、安易に安価で済むとは限りません。
この記事では以下の事が分かります
お亡くなりから通夜・葬儀が終わるまでの流れ
お亡くなり ⇒
病院でお亡くなり80%
死化粧 (しにげしょう)とは
遺体の顔や髪を、見苦しくなく整え、化粧をすること。 薄化粧。 湯かんの後、病死でほほがそげていれば、脱脂綿を含ませたり、女性では薄く化粧をほどこしたり、男性の場合ではひげを剃ったりします。
これは故人の顔をキレイに拭き清めて、お化粧を施すこと。 遺体は顔色が悪くなってしまうので、専用の化粧品を必要とする場合もありますが、故人が生前使っていた化粧品でも十分対応できます。 つまり遺族が自分たちで死化粧を施してもよいのです。 仮に葬儀社に「お願いします」と依頼すると、別途料金で 5万円~9万円程度がかかる場合があります。
搬送 ⇒
葬儀社 決まっている⇒葬儀社に連絡してご遺体搬送車の手配
葬儀社 決まっていない⇒病院手配の葬儀社に連絡してご遺体搬送車の手配
●遺体を搬送する 「寝台車」 移動料金は葬儀社が独自に決める
※ 病院からの搬送費は2万円以内が妥当
安置 ⇒
●遺体の安置と保管場所でかかる費用が… 総額5、6万円前後が目安
ドライアイス10キログラム(1日分)で1万円程度が目安
※この金額は、各事業者でまちまちなので注意
●エンバーミングは専門的な 「エンバー マー」 という資格を持った人が行うので、どうしてもドライアイスを使用した場合に比べて、費用は高額になります。 2万円~8万円くらい
●「枕飾り」は、セットで2万円くらい、遺体を見守る葬具類、葬儀社に頼むのが一般的、ネットの通信販売で購入すれば、1万円位安くなる
・ご自宅などに到着したご遺体をご宗派の作法にしたがって (北枕や西枕)にご安置します
・守り刀(魔除けの刀)を胸の上に置く
・末期の水(死に水)を行う➡病院で行うこともあります
・顔に白布をかぶせます
葬儀の打ち合わせ⇒
・日程→住職のご都合、式場・火葬場の空き具合、ご遺族様の都合を考慮
・喪主の決定
・葬儀の形式の決定
・会葬者数を予測し、会葬御礼、接待用飲食等の決定。飲み食いにかかるお金は 一般常識の範囲内で判断する
※ 「通夜振る舞い」の予算は居酒屋の宴会プラン並み
・訃報は事後にハガキでOK 100人規模でも総額1万円位
・近親者への連絡
・死亡届の記入(病院で発行される)
コピーを10部くらい取っておくと届け出すときに便利です。
・死亡届の提出(死亡日より7日以内。葬儀社が代行します)
死亡証明もタダではありません。 金額設定は病院の自由です。
人が亡くなったことを証明する「死亡診断書」 この書類がないと、その後に火葬する許可証がもらえません。 つまりお葬式ができないということです。 戸籍上でも死亡したことにならないので相続手続きもできず、所得税や住民税など課税関係もそのまま継続されてしまいます。 死亡診断書は病院で医師に必ず書いてもらってください。 この書類の発行はタダではありません。平均は1通5000円前後
お葬式の費用を左右する「祭壇」は、 一番お金がかかるところ!
「白木祭壇」から「花祭壇」へ。 お値段は8万円くらいから、こだわれば1000万円以上も?
●自作の「遺影」で費用削減! 「その人らしさ」が大切、相場は写真1枚につき2万円くらいから
●故人に手向けるお花 「生花」と「花輪」のお値段は?
「生花」は室内に、「花輪」は式場の外が常識 全国どこでも1基1万円~1万5000円が相場
納棺 ⇒
・故人のご遺体を棺に納める(ご遺体には死装束を施し、個人の愛用品も納めます)
※現在では納棺に先立ち葬儀社の手によって湯灌等を施すことが多くなりました。
・日にちが開く場合ドライアイスのお手当てを葬儀社が行います。
お通夜⇒
通夜とは 本来は遺族親族が集まり、夜を徹してご遺体に付き添い、線香と蝋燭の灯を絶やさず、
故人を偲んで別れを惜しむもの。
・供花の配列の決定
・現在では式場等で葬儀をすることが多くなり、一般の方の弔問が主流となっている。
・法要と焼香 法要は45分程度のものが行われ喪主より順番に焼香を行います。
※現在では消防法の関係で蝋燭も一晩中つけておくことはできなくなっています。
葬儀⇒
※本来は遺族近親者による葬式の後、一般の方のお別れとして告別式が行われるものですが、
最近は葬儀並びに告別式として執り行うことが多くなりました。
・出棺前 棺の中にお花をお入れし最後のお別れをし、棺のふたを閉じます。
出棺 ⇒
・出発…お棺を霊柩自動車へ乗せ火葬場へと出棺します。
・運び手…棺は近親者の手で運び一般には喪主遺族は運ばないのが本来の習わしです。
・挨拶…棺を霊柩自動車にお乗せした後喪主が会葬者に謝辞とお別れのあいさつを行います。
・乗る場所…霊柩自動車の助手席には喪主又は喪主に代わる方が位牌(遺影写真)をもって同乗します。
・火葬場に行く方…霊柩自動車にのらない遺族親族また火葬場まで同行する方はマイクロバス等に乗車します。
※火葬場まで行く人数の把握をしておくこと
火葬 ⇒
・火葬場に到着後 火葬炉の前でお別れをします。僧侶は炉前で読経を行います。(僧侶によります)
・火葬
※火葬場により45~60分程度の火葬時間がかかります。その間は控室で飲食をし、待機します。
骨上げ ⇒
・火葬が終わると収骨室にて二人でお骨を足のほうから骨壺に入れていきます。
●「骨壺」のお値段は、無料~2万円程度が一般的
火葬場によっては「持ち込み不可」も.........注意 ※ 観賞用の骨壺のお値段は2万円前後
遺骨を持ち帰る ⇒
・骨壺の納められた箱の中に「埋火葬許可証」が入っているので埋葬ま
での間出さないようにしましょう。
※無くさないようにしましょう!
・遺骨は喪主、喪主に準ずる方が位牌・遺影を持ち自宅に帰ります。
自宅に後飾り祭壇を整える
一般的には四九日の「中陰」までに納骨をするので、その間自宅において後飾り祭壇にお供えをします
ここまでが、葬儀の流れです。
ただし、お通夜⇒火葬⇒葬儀・告別式と行う順番が違う地域もあります。
遠方でのご葬儀に参列する場合はご注意ください。
では次に、どの様な手続きが必要なのか、解説してゆきます。
諸手続き
届の提出
お亡くなりになるとこれだけの届け出が必要となってきます。
死後事務手続のところで説明させてください。
遺族の方が行えれば良いのですが、なかなか大変です。
このような手続きを代行する”死後事務委任契約”を選ぶ方が増えています。
お困りなら 終活水先人 ココロノテ がお手伝いいたします。
ぜひご相談ください。
埋葬・納骨
お墓がある場合には四十九日を目安に納骨・埋葬をする方が多いです。
お墓がない場合は2~3か月はかかりますので1周忌に納骨・埋葬される方もいます。
埋葬方法も多様化しています。 ”埋葬”で説明いたします。
お墓が無い方、墓守りがいない方などお悩みの方は
終活水先人 ココロノテにご相談ください。