新しい終活「VRエンディングノート」で家族に想いを伝えましょう

VR(バーチャルリアリティー)仮想現実という言葉を聞いたことありますか?
新しい映像技術VRを使って終活に活用できます。
VR +終活=VRエンディングノートです。
終活と言えばエンディングノートですが、残される家族のためにも書いておくべきです。
でも文章にするのが難しい、文字が汚いから嫌だなどで書けないそんな方のために新しい終活としてVRエンディングノートについて終活の専門家 終活水先人ココロノテが詳しくご説明いたします。

エンディングノートとは

人生の終末期に迎える死に備えて自身の希望を書き留めておくノート

  • 自分のこと
  • パソコン・スマホ・日記について
  • ホームページ・ブログについて
  • 今の身体の状態
  • 病気になった時は
  • 介護が必要になった時は
  • ペットのことが心配
  • 自分の葬儀についての希望
  • お墓について
  • 家系図
  • 生命保険について
  • 建物の保険と年金の情報
  • 持っている財産について
  • 友達やお世話になった人の連絡先
  • 行ったことある印象深い場所やできごと、これから行きたい場所ややりたいこと
  • 楽しかった思い出や挑戦してみたいこと
  • 家族に伝えたいこと

エンディングノート書き終えることができるのはわずか1%

終活といえばエンディングノートですが・・・

私がエンディングノート書き方セミナーを開催した場合は書き上げられるコツをお伝えしています。
まずはパラパラとページをめくって書けそうなページから書き出しましょう。
しかし実際書けないページは自分の希望がわからない。
または終活の情報や知識が得られていないため書けないんです。
エンディングノートを書くことで自分の終わり方を考えてみることが大事です。
書き始めたことを家族に伝え、話し合うキッカケにしても良いです。

エンディングノートには法的効力がありません

エンディングノートを書いても法律的効力がありません。
財産関係の相続の希望については遺言書の作成をお勧めします。
遺言書についてはこちらの記事を参考にしてください。

遺言書は3種類あります。メリット・デメリット、書き方について

VR  [Virtual Reality] (仮想現実)とは

バーチャルリアリティー 人工現実感や仮想現実の意味です。
CGを使用してまるで限りなく実体験に近い体験が得られる映像技術です。

VRの活用事例

テレビや家庭用ゲーム機、スマートフォン、映画などのエンターティメント産業だけでなく様々な分野で活用されています。

  • 医療:外科手術のシミュレーションや身体の構造についての学習にも使用されている。
  • 不動産:建物の内観、外観などのVR内見など。
  • ショッピング:自撮り写真を使って自分の映像の分身を作り洋服やアクセサリーを試着できる
  • 観光、旅行:VRを使って世界中旅行に行ったかのような体験ができる
  • スポーツ:スポーツ観戦をVRで見ることで臨場感が楽しめる。
  • 教育:疑似体験による学習効果の高さが注目されてる。
  • 警察、軍:海外ですが、VRを使って軍事訓練を行っている。

生活の実用的な分野に広がってVRの可能性は拡大しています。快適な社会の実現に重要なキーワードとなっています。

VR動画とは

VR を手軽に体験できるようにしたのがVR動画です。
VR動画を利用することで自宅にいながらにして旅行気分を味わったり、ゲームの中にいるように感じたりなどの疑似体験ができるようになります。
VR動画を視聴するとあたかも空間の中にいるように感じるため2次元の動画では得ることができないリアルな感覚が味わえます。例えば高いビルの上から地上を見下ろす感覚やジェットコースターのスピード感を体験することもできます。

 

VRゴーグル

VR (仮想現実)を体験できるレンズを搭載したゴーグルのことでVRヘッドセットとも呼びます。スマホやパソコン、ゲーム機などをVRゴーグルで接続して使用し映像技術や音響などによってリアルな仮想空間を体験することができます

画面のついたVRゴーグルやヘッドホンをつけると視界の360°が覆われ限りなく現実に近い世界に没入する感覚が得られます。

海外旅行ツアーに行ったり
遠くにいる人と会えたり
自分がその場にいるかのようなリアルな感覚が味わえます。

VRゴーグルの種類は3つ

<スマホ取り付け型>:スマホをVRゴーグルに取り付けるだけで手軽にVR空間を楽しめるタイプ
スマホをVRゴーグルにセットしスマホでVR動画を再生しレンズから覗く構造。
画質の良し悪しはスマホの性能になってくる。段ボール製などもあり安価で手軽にVR体験しやすいです。

<ハイエンド型>:映像のクオリティーが高く本格的なVRの世界を体験できるタイプ
パソコンやゲーム機などを使用するため接続や設定方法が複雑

<スタンドアロン型>:VRゴーグルだけを使用するタイプ
スマホやパソコンに接続することなくVRゴーグル本体のみで手軽にVR空間を体験できる。
スマホ取り付け型よりも本格的でハイエンド型に比べて映像の質は下がる。

VRエンディングノートとは

今までは手紙やエンディングノートなどの紙に書き残したり、ビデオや写真など2次元で映像を残していました。

新たな映像の世界(仮想現実)でご自分の想い、伝えたい感謝、言葉などを映像にして家族に伝えませんか?

紙に文字で書くことが難しい、どんな言葉を書いたら?どう言ったら?
言葉として書き出せないけど、カメラに向かってなら言いたいなど
家族に伝えたい想いや「ごめんね」の謝罪や「ありがとう」の感謝の気持ちをリアルな映像で残しましょう。
VR エンディングノートでは、360°の動画で想いを残せます。

言葉が思いつかない時は日常生活の映像を撮っておくでも良いんです。
いつでも逢えるような感覚になります。

VR動画の撮影をしておけばご家族に自分の存在を残しておけます。
リアルな映像なので手を伸ばせば触れられるような体験ができます。

実は今までのビデオや写真からでもVR作成が可能です。

映像技術ではこれまで取っておいたビデオや写真などからもVR動画の作成ができます。
ただし、復元する手間があるので費用が割高になってしまいます。
映像が劣化する前に、記憶が薄れる前に早めにVRエンディングノートを作成することをお勧めします。

 

VRエンディングノートの保存方法は?

保存方法はWeb に保存させます。


もし災害に遭って紙媒体のエンディングノート、遺言書やビデオ・DVD ・ブルーレイの再生機が紛失、破損、消失してもVRエンディングノートの場合はWebに接続できる環境が整えばいつでも見ることができます。

VR エンディングノートの使い道

エンディングノートは死に向かうためのノートではなく、より良く死を迎えるためのノートです。
作成してから数年経ったときや自分の環境や気持ちの変化があったときは見直しが必要です。
VRエンディングノートならもう一度映像の撮影をするだけです。
前回のはその時の映像として残しておくことができます。
VRエンディングノートの使い道としては
例えば余命宣告をされた方が家族に想いを伝える、
まだ幼いお子さんを残して逝く親御さんがVR映像を撮っておくと残されたお子さんはいつでも親御さんの姿、存在を確認できます。

お亡くなりになってからVRエンディングノートを活用するでももちろん良いですが、
例えば施設に入居している高齢家族に遠方にいるお孫さんのVR映像を見せる。
又はペットのVR映像を撮って見せると良いのではないでしょうか?

亡くなった家族に会いたい人々”あなたに会えた”

 

韓国「MBCスペシャル特集-VRヒューマンドキュメンタリー"あなたに会えた"」

 

番組の内容は、2016年に3年前に血球貪食性リンパ組織球症を発症し、7歳で亡くなってしまったカン・ナヨンちゃんとその家族、主に母親との再会の話です。

ナヨンちゃんは発症後、ただの風邪だと思い病院を受診したところ、難病が発覚し入院。
その後たった1カ月で帰らぬ人となってしまいました。
家族は3年以上たった今でもナヨンちゃんの事を思い続け悲しみに暮れていました。
そんな家族を少しでも救えるのではないかと、MBC放送局はVR業界韓国内最大手である「VIVEスタジオ」社と手を組み、ナヨンちゃんと母親を仮想現実の中で再会させる計画を開始しました。

VR画像の中にそっくりのナヨンちゃんを再現させる作業

家族が生前に撮影した写真や動画から、ジェスチャー/声/喋り方を分析することから始まりました。
不足部分は同じ年ごろのモデルに動いてもらい、160個のカメラで360度撮影できるモーションキャプチャー技術を用いました。

声の部分はセリフをしゃべらせるために、ディープラーニングと呼ばれるAI技術を駆使して
生前の1分余りの声データに5人の同年代の子どもの声をそれぞれ800文章ずつ録音して、それをAIでナヨンちゃんの声に再構築したそうです。

気になる製作費は

番組制作費1億ウォン(920万円)と公表されており、
そのほとんどがナヨンちゃんのCG制作に使われた費用です。

10分程度のVRの内容は、ナヨンちゃんが林の中に登場し、母親と再会し、その後誕生日を祝う。
ケーキの横にはナヨンちゃんが好きだった韓国のお餅も並んでいる。
その後、母親へ手紙を読んで、ベッドに横たわる。
「もう悲しまないで、思いつめないで。ただ、愛してね」と告げて眠りにつくナヨンちゃん。
顔や声はVR体験をした家族には十分な再会となったようです。

スマートフォンなどで写真や動画を簡単に手元に残せて置ける時代となった今だからこそ、
このVRのナヨンちゃんも再現できました。
未来には、製作費に1億ウォン(920万円)も掛けずしても、アプリを起動すれば誰でも簡単に会いたい人を呼び出せる世界になるかもしれません。

VRはあくまでも"仮想"現実ですが、気軽に、より精巧になっていくVR技術が進むと思われます。

 

VRエンディングノートセミナー

VR動画を生前に撮影しておけば、高額にならずに作成することができます。
作成したい、気になる、一度体験したいなどありましたらセミナーへいらしてください。
お問合せください。

VRエンディングノートセミナー開催を希望する主催者さんがいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せください。エンディングノートセミナーでも、終活に関するセミナーについてもお問合せください。

終活に関する相談やお悩み、質問がありましたら終活水先人ココロノテにご相談ください。

 

 

 

 

終活に関するご相談承ります

『終活水先人 ココロノテ』では、終活に関する相談を承っています。

手続き関係や準備の事等、ご不安な事やご不明点がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

あなたと大切なご家族に寄り添います。
人生の最後を立派で良しとする為に終活のお手伝いをさせて頂きます。

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