埋葬・納骨の基礎知識についてご説明いたします。

お墓がある場合は四十九日を目安に納骨(遺骨を墓に収めること)するのが一般的です。
お墓がない場合は最低でも1~2か月かかりますので1周忌を目安に納骨をする人が多いです。

埋葬の方法が多様化しています。お墓の有無や継承者の有無で埋葬方法の選択肢が変わります。家族や自分が亡くなった時に入る墓の形態や場所、供養の仕方、埋葬方法について終活水先人 ココロノテがご説明していきます。

お墓について

墓(はか)は遺体または遺骨を収めて故人を弔う構造物です。
一般に墓石・墓碑などの目印を置き、これを墓標(ぼひょう)といい、この墓石・墓碑を指して墓ということもあります。

≪墓地、埋葬等に関する法律≫

墓地、納骨堂または火葬場の管理および埋葬等が、国民の宗教的感情に適合し、且つ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的として、昭和23年(1948年)に制定された日本の法律です。墓埋法(ぼまいほう)、埋葬法(まいそうほう)などと略されます。

 

≪お墓の形態≫

合祀墓(代々墓):墓碑を一基だけ建て骨を納める度に墓誌(霊標)か墓碑に戒名や法名を列記し代々祀っていく形態の墓
家墓:墓地に建て家族が入る墓
個人墓:個人専用となっている形態の墓
比翼塚:夫婦二人の墓
団体墓:団体に貢献した人々の墓

≪墓地の種類≫

公営墓地:地方自治体が管理・運営している霊園
民間墓地:運営委託を受けた民間企業によって、管理・運営されている霊園
寺院墓地:寺院が管理運営する檀家専用の墓地

共同墓地:小さな地域団体で管理運営を行い、現在では勝手に共同墓地を作ることはできません
みなし墓地:墓地埋葬法が施行される前からの現存するお墓

多様化する埋葬

永代供養墓~寺院や霊園が建て供養・管理も行う

後で合祀(複数の方の遺骨をまとめて収蔵)するタイプと、最初から合祀するタイプがあります。
墓を継ぐ人がいなくても寺が永代にわたって供養。

継承者がいなくても契約できます。生前に契約でき一式料金支払い後は管理費が不要

納骨堂~「屋内の墓」

骨壺に入れた遺骨を安置しておく建物、納骨方式としては、ロッカー式・棚式・仏壇式・お墓式に大別。
個別区画に親族だけの遺骨を収蔵するタイプが主流です。
天候に左右されない、交通の便が良いところにあるのでお参りしたいときにすぐ行けることで選ぶ方がいます。

 

樹木葬~「自然に還れる」というイメージで人気があり

墓石の代わりに樹木を墓標とする墓のこと。樹木墓地、樹林墓地とも呼ばれます。
多くは承継者を必要としない永代供養墓です。
骨壺ごとおさめた樹木葬と言われるものがありますので、どういう形で埋葬されるのかの確認が必要です。

散骨~遺骨を粉状にして海や山などにまくことです。

海洋散骨、宇宙葬、バルーン葬などがあります。
亡くなってから「散骨希望」と書かれたエンディングノートやメモが見つかっても家族は困ってしまいます。生前から家族に希望する散骨を行っている会社や法人を見つけて連絡先を残しておくことが大事です。「スタッフにお願いする」「ほかの遺族と一緒に散骨する」「遺族だけで散骨に行く」選択できます。

 

手元供養~遺骨のすべてまたは一部を自宅に置く

全部のお骨を散骨してしまいどこに手を合わせれば良いのかと後悔する方もいます。
遺骨に炭素が入っているのでダイヤモンドを作ったり、遺骨を粉末にしてシルバー細工に混ぜてアクセサリーにして肌身離さず身に着ける方が増えています。
骨壺を入れるスペースがある仏壇(現代の部屋に置ける違和感のないもの)に設置する方もいます。
江戸切子、有田焼などのおしゃれな骨壺に分骨してお部屋に置く方もいます。

今回は埋葬・納骨について基礎知識を説明いたしました。
もっと詳しく知りたい、専門業者のご紹介などありましたら終活水先人 ココロノテに相談ください。

 

 

 

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