終活の始め方についてやっておくべきこと、考えておくべきこと

終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」の略で、

人間が人生の最期を迎えるにあたって執る様々な準備やそこに向けた人生の総括を意味する言葉です。

2010年の流行語大賞を取ってから終活を始める方が増えてきました。

実際始めようと考えた場合何から?どうやって?何歳から始めれば?と悩む方が多いと思います。

終活を始めるためにやっておくべきこと、考えておくべきことについて

終活の専門家の終活水先人 ココロノテ 遠藤がご説明していきます。


 

”終活” 気になりだしたら始め時

周りの方が「終活始めました」とか、「終活年賀状出した」とか、「遺言書書いた」とか聞くと気になります。

”終活”という言葉が気になりだした時には「終活始めましょう」

年齢制限はありません

何歳からやるものとか決まりは全くありません!
若い世代20代・30代から始めても良いですし、50代・60代から始めても良いんです。

まだ終活なんて考えたくないという方もいると思いますが、
親世代のことでも終活がありますので、これをきっかけに終活始めることをお勧めします。

 

「簡単な」終活の始まりは生前整理をすること

実は一番簡単に始められる終活は”生前整理”なんです。

普段から身の回りの片づけや掃除をしておくことが大事です。
ある日突然身体の自由が利かなくなった場合片づけや掃除をするのが大変になります。

散らかしたままでは、もしもの時に困りますし、家族も必要な物か不要な物かの判断に困ります。

遺品整理も進まなくなりますので簡単に始められる終活として片づけ・掃除を行いましょう。

詳しく知りたい場合はこちらの記事にまとめました「お片付け(生前整理・遺品整理)をする理由」合わせてお読みください。

終活を始めるために5つの考えておくべきこと

終活を始めるためにぜひ考えておきたいことについて5つまとめました。
ご自分の希望や考えをまとめておくと、終活がスムーズに進んでいきます。

1.医療・介護について考える

病気やケガなどで寝たきりになった。治療が必要になった。介護が必要になった。

この後どうしますか?

不治で治る見込みがないと言われた時、どこまで治療を求めますか?

介護が必要になったときは在宅介護?介護施設入居?

人生の最後はどこで迎えたいですか?

自宅の畳の上ですか?病院のベッドでチューブにつながれて迎えたいですか?

どうするかと聞かれて自分の希望や考えを伝えられる場合はその時々で伝えれば良いですが、
もし、しゃべれない、意識不明、認知症で・・・伝えられない場合もあり得ます。

元気なうちに家族に伝える、紙に書いておくなどをしておくと良いです。

詳しく知りたい方はこちらの記事にまとめましたので合わせてお読みください。

《医療について》
終末期医療 延命治療・尊厳死・安楽死・緩和ケアについて
延命治療を拒否するためにできること5つ
意識が無い家族へ延命治療の胃ろうを勧められた時に確認するべき事・話し合うべき事

《介護について》
介護保険を使いたい時は
介護施設の種類と入居する為の条件、手続きについて
在宅介護で使える介護サービスについて相談するには
遠距離介護が必要になった場合7つのやるべきこと

2.葬儀について考える

ご葬儀についても家族に丸投げしないで、希望があれば生前に葬儀社と契約しておくと良いでしょう。

菩提寺あるのかも確認しておきましょう。遠方で亡くなった場合は必ず菩提寺に連絡をしてください。

葬儀の規模もいろいろあります。

コロナ感染症での新しい生活様式で
3密を避けるために家族葬や直葬が増えているので今後のご葬儀の形が変わってくるかもしれません。

葬儀について詳しく知りたい場合はこちらのページにまとめましたので合わせてお読みください。
葬儀の一般的な流れ、種類について知っていますか
通夜・葬儀を行わない火葬式(直葬)とは
お通夜を行わない、葬儀・火葬だけ行う一日葬とは
2日間にわたって行われるお別れの儀式のお通夜・葬儀について

3.お墓について考える

ご自分が入れるお墓ありますか?

お墓が無い場合は新たに購入する、合祀墓に入る、海洋散骨や樹木葬、宇宙葬なども増えています。

お墓を作らずにお手元にお骨を置く手元供養やお骨からアクセサリーを作り肌身離さず持つなどもあります。

墓守がいなくなる場合は「墓じまい」(改葬)を考える必要があります。

詳しく知りたい方はまとめた記事がありますので合わせてお読みください。

埋葬・納骨の基礎知識についてご説明いたします。
海洋散骨・海洋葬の概要・流れとお願いできる業者について

4.相続について考える

お金がないので遺産争い、相続で揉めるなんて心配はありませんなどと言わずに相続についてしっかりと考えないといけません。

現金や不動産、株や証券などの正の遺産だけではなく、

住宅ローンや借金などの負の遺産についても考えておかないと残された家族は困ります。

遺言書を書いて用意しておくなどの準備が必要です。

2020年7月からは自筆証書遺言書を法務局での保管制度が始りました。

相続について詳しく知りたい方はこちらにまとめましたので合わせてお読みください。

相続の基礎知識ー誰がもらえる?いくらもらえる?請求できる?もらいたくない?
渡したくない人がいる場合どうする?
 」
遺言書は3種類あります。メリット・デメリット、書き方について
終活でもしもの時に備え自筆証書遺言を残す際の8つのポイントと書き方。若い世代にもおススメする理由
相続で揉めない為の自筆証書遺言保管制度と金額や手続き方法について

5.エンディングノートを書いておく

上記1~4の項目をまとめるのにはエンディングノートが便利です。

終活を始めるのにはエンディングノートを記入して、家族にその存在を伝えておくことが大事です。

全部のページを記入するのは大変ですが、とりあえず記入できるページは書いておくと家族は助かります。

エンディングノート記入しても保管場所も伝えておくと良いです。
いざという時に見つからずあとから見つかる場合もありますのでご注意してください。

詳しく知りたい方はこちらの記事にまとめました。合わせてお読みください
終活といえばエンディングノートですが・・・ 」
新しい終活「VRエンディングノート」で家族に想いを伝えましょう

まとめ

終活の始め方としてやっておくべきことや考えておくべきことについてまとめてみました。

終活というと「亡くなった後のことだけ考えれば良いだろう」と考える方がいますが、
生きている時からも
終活なのでしっかりと準備をしましょう。

また、「もっと高齢になってから終活すれば良い」と考える方もいますが、
”高齢すぎると書類を読むのが大変”、
”身体が動かないので生前整理がしにくくなる”、
”文字を記入するのが大変でエンディングノートや自筆証書遺言が書けなくなる”
などもありますので、終活気になりだした時から始めるのが良いです。遺言準備

もっと詳しく知りたい、相談したいなどありましたら、
終活水先人 ココロノテにご相談ください。

 

 

 

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